UNO SPAZIO PER LASCIARE DEI MESSAGI MENSILI
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ASSISI EMBROIDERY
assisiASSISI刺繍


3つの文様を刺繍しました。
上の文様はグリフィンが噴水の両側に。
下は獅子がやはり噴水の両側にいます。
面白いのは真中の模様で、唐草がぐるぐるとしていて
まるでケルトの文様のようです。

青の部分は1961年発行 イルゼ・ブラッシ著 雄鶏社刊
「クロスステッチ作品と図案集」より
赤の部分は1972年発行 S.F.A CAUFEILD 著 
BLANCHE C.SAWARD著 DOVER刊
「ENCYCLOPEDIA OF VICTORIAN NEEDLEWORK」より。

左右の長さが2メートルとすこし。

アッシジはイタリア中央のウンブリア州にある街です。
聖フランチェスコの生地としても世界に知られています。
アッシジ刺繍はデザイン、技術の両方ともに、中世にさかのぼる
イタリア古代の伝統に基づいており、その伝統が今世紀になってから
アッシジで復興されたものです。

アッシジ刺繍はほとんどの模様がシンメトリーで、連続した模様が特徴です。
アウトラインはダブルランニングステッチ(ホルベインステッチ)で
濃い色を使います。
そして模様の背景を別の色でクロスステッチします。



修道院の外の刺繍では、モチーフは古代の想像上の獣、
酒神サテュロスなどまた宗教関係の刺繍では伝統的な鳥や
対になった動物などがモチーフに使われます。

1870年にベニスの近くのブラノ島で、
そして1902年アッシジの聖アンナ修道院が女性の創造工房祭日を
定めました。1861年創立の新しいイタリアでは貴族の女性グループが
祖国のために伝統工芸を復興させようとしました。
それは、貧しい女性を助けるためでもありました。
どこかから新しい手仕事を取り入れるより、地方伝統を復興させることが
目的でした。
アッシジという、信仰深い町で女性の仕事と修道会を結びつけながら
伝統デザインを生かしていくのは自然なことのように思われました。
彼女たちはデザインを宗教刺繍から、また石の彫刻から、教会の木の
聖歌隊台から取り込みました。

「ASSISI EMBROIDERY」 EVA MARIA LESZNER著
1988年発行  B.T.BATSFORD刊  平井由利訳
2005年の個展のときにお見せしたものです。
home にそのときの様子が載っています。

※写真や文章の引用を禁じます。平井陽子
アッシジの刺繍のデザインには、そんな由来があったのですね。この濃い色合いも、信仰の深さを感じさせて、ステキです…
malcel | 2008/09/18 21:17
malcelさん、ありがとう。
特にアッシジ刺繍は好きです。連続させることにより生まれてくるものが、あるように思います。
ようこ | 2008/09/29 17:58
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